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2007 4月 11日  サローネまで1週間。今年は先々週まで出せるか分からない作品がありやきもきしましたが、、、結局Tonelli 社からサイドテーブル「Anemone」とCDラック兼用ミラー「Elianto CD」の2作品が出ます。ブースはPad.12ーB09、ビッグが集まっているパビリオンなので、通りかかったらのぞいてみてください。
 また、今年もサローネ。嬉しいような、きついような、、、サローネは、色々な作品が見れるし、1年ぶりに色々な人に出会うし、楽しいのは楽しい、、、でも同時に「あ~また新しい1年の始まり。で、サローネ後にプレゼンする作品全然できていない、、、」と現実を目の前に突きつけられて、焦る時でもある。
 日本からもたくさん人が来るし、色々な家具会社の人にご挨拶に回らなくちゃいけないし、サローネの時のみ会う知り合いも結構たくさんいて、あ~また1年たったんだね、と言いながら立ち話し、夕方から外の催し物回り。とにかく初日水曜から土曜までは、本当に嵐のように去っていく。日曜にはほとんどのオープニングも終わり、アポイントをとらない経営者もたくさんいるし、会場ももう見たし、と言う感じで、なんだか突然ゆったりとする。私は毎年、主人と一緒に自転車かモトリーノ(原付)で外の会場を回る。愛犬も連れて行っちゃう年も結構ある。外の会場も、家族づれが多く、なんとなくのんびりした雰囲気で悪くない。
 今年はすでに25度近い毎日。復活祭の休暇に、私は水着で日光浴してしまったほど。少なくとも20日まではこの気候が続く、って今日の天気予報は言っていますが、、、どうなることやら。でも、お天気が良いと、外回りと、夜のオープニングは楽しくなる。
 膨大な数の家具があり、いまさらどんな新しいものが考え出せる!、って開き直りたくなるけれど、毎年2.3点は「これはやられた」と思う良い家具が見つかるから面白い。今年はどうかな、、、やっぱり楽しみですね!
4月 30日

サローネが終わって。
 今年もサローネが終わった。今年とにかく印象に残ったのは人の多さ。初日の9時30分に着き、1時間近く並んで中に入り最初のアポイントへ。第1線のデザイン系家具会社が並ぶ8・12号館に入ったが、ガラガラ。「えっ」と思ったのもつかの間。どんどん人が増え、午後には会場がいっぱいになった。その後3日間毎日通ったけれど、毎日人が増え、パビリオン間をつなぐ1階通路は、朝8時の銀座線のホームみたいだった。2階通路が暑すぎて歩けなかったせいもあるだろうけれど、、、一昨年までの市内のFiera会場に比べると、この新しいRhoの会場は広いし確かに家具の展示には向いている。最初に、このMassimiliano Fuksas建築のFiera会場を見た時、「あ~やっとミラノにも!」と嬉しかった。イタリアの大都市なのにこれといった建築物のなかったミラノ。Fuksasが関ったのは、パビリオンをつなぐ廊下部分だけだが、ガラス張りで有機的ダイナミックな建築は大いに気に入った。でも実際会場に通ってみると、一番美しい2階の通路は暑い季節には温室のようになりとてもじゃないけど歩けない。それから、これは余談だけど、パビリオンナンバーのつけかたは、私にとってはミステリアスでどうしても納得いかない。どうして、8号館と12号館がつながっているのか?13号館は?
 去年の訪問者数が22.3万人。今年は27万人というから、去年と比べても5万人近く増えたことになる。で、どのクライアントと話しても、とても嬉しそうだった。
 毎年会場外で行われるFuori Salone(サローネの外、と言う意味)。これは、その時の景気が直接反射して、数年前の不景気の時にはなんとなく活気が無かったけれど、去年今年はどこも中々頑張っていた。Fuori saloneも数年前までは、企業がサローネのほかに、又はサローネに出展する変わりにどこか外のスペースを借りて商品の展示をするためにあった。が、ここ数年は小さな会社や個人、または直接イタリアと商売関係の無い会社が宣伝のために展示をする、というパターンも増えていて、昔とは大分変わってきた。特にTortonaエリアは、どんどんバザール的になってきた。もちろん楽しいけれど、、、ちょっとついていけない、と言う感じも否めない。
 Fuori saloneの走りだったZeusのフェスタや、カペリーニがまだカペリーニで前衛的なことをしていた頃の、畜殺場跡を使用したイベントや、ドリアーデの中庭をバラでいっぱいにしたイベント等、数は少なかったけれど、本当に見る価値のあるものばかりだった昔も悪くなかった。
 というわけで、今年もサローネが終わった。と同時に、お尻をたたかれている気がして焦る。来年への競争のスタートだ。これから秋まで、どれくらい作品を売れこめるか、、、
 毎年毎年、限りない数のデザイナーが限りない数の家具をデザインし、もうこれ以上何ができるだろう、そう思うけど、実際は毎年「これは」というすばらしいデザインに出会える。デザインを生み出すのは本当に辛いけど、同時に「デザインのすばらしさ」を身にしみて感じるサローネ。「まだ何かできるに違いない」サローネはそんな幻想を(現実を?)デザイナーに与えてくれる機会でもある。