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急に仕事が決まった。
色々偶然が重なって急に仕事が決まった。普通私たちデザイナーの仕事はサローネを中心として1年単位で動いていく。4月がサローネ。サローネ後から夏休み前、9月、比較的実現が簡単なプロジェクトで運がよければ10月、までに企業とアポイントをとり、プレゼンをして、次回のサローネ用の作品が選ばれることになる。企業とアポイントをとるのも難しいが、プレゼンをして作品が商品になるのはもっと難しい。その上、プロトタイプ製作途中で技術的な問題で没になったり、予算が合わなかったり、最終的に「やっぱり、いまいちピンとこない」なんていう理由で没になることもあるわけだからデザイナーの立場は弱い。(もちろん今をときめく有名デザイナーであれば、企業が頭を下げて仕事を依頼に来るので状況は全く変化しますが…)私も、今年の5月から10月までにプレゼンしたものの数点が今プロトタイプまで進んでいるが、一体いくつサローネに出展できるのか、今のところ全く未定だ。
今回急に決まった仕事は小物なので、サローネを中心ではなく、1月と9月のMacefを中心として回っている。木製小物を製作販売している比較的大手の企業のオーナーを知っていたので、今、他会社で難航している木製プロジェクトの解決方法の相談をした。その際見せた私の作品を彼女が気に入ってくれて、「時間があるときあなたのほかのプロジェクトを見せてね」といわれた。嬉しかったけど、とりあえず時間がなかったのでそのままお預け。ついに時間ができて作品をプレゼンできたのが11月も末。そのとたん、1日4,5通のメールが行きかい、なんだかんだと作品を絞り、結局今週中に方向性のはっきりしたものは1月のMacefに発表可能、といわれ、先週あわただしく3点プレゼン。今のところうまく行ったようで、3点とも商品になる可能性あり。で、最短時間記録成立である。1年近くかけて、何度も企業に行き、図面を書き直し…というのが普通だったので、1週間でコンセプション設定からプレゼン、決定、というのは夢のような速さ。結構気に入ったものができたから不思議。あ~時間がないほうが良いものができるのかな~なんて思ってしまった。もちろんいつもそういうわけには行かないけど。
それにしても、近代の利器「コンピューター」「インターネット」「Mail」がなかったら、こんな風に仕事を進めることはどう考えても無理だった。製図台で図面を書いて、スケッチをして…あ~郵送すると時間がかかるし、FAXじゃ白黒だしきれいに送れないし…なんて悩んでいたのは、ほんの10年前だっけな~。
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