NOTIZIA DA MILANO
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17 Jan. 2012
テアトロ・デル・オペラ・ディ・フィレンツェ


フィレンツェの新オペラ劇場
Teatro dell’Opera di Firenze
テアトロ・デル・オペラ・ディ・フィレンツェ



明けましておめでとうございます。
去年は、日本にとって特別な年となってしまいましたが、今年は希望が持てる年になる事を願います。
イタリアも、政情・経済・社会不安が重い年末年始となってしまいましたが、2012年は良い方向に向かいますように。

さて、今回は、ミラノから少し離れてしまいますが、フィレンツェに新しいオペラハウスがオープンした話題から。

クリスマスを目の前にした12月21日、フィレンツェに新オペラ劇場がオープンしました。  古い町並みを愛するイタリア人。
歴史的な街に近代的な建築物が建つのは、日本に比べると稀なことです。

イタリアでも有数の美しい街フィレンツェの新オペラハウスは、ABDRというイタリアの建築家集団の建築。
フィレンツェの歴史的中心部に近接した便利な場所にありながら、モダンさは街並みに溶け込んでいました。 特に夜になると、細切れのバーコードのような光が漏れだす巨大な「光る箱」と、前方部分の「傾いた箱」の調和はなかなか面白いです。

オープニングは、著名人を多数招待し、クリスマスが近いせいか、ベートーベン第9。 指揮はズービン・メータ。
2011年3月、日本でのフィレンツェ歌劇場公演を震災のため日程半ばで中止し帰国を余儀なくされたものの、外国人がまだ警戒態勢を崩さなかった1か月後の4月、東京で、公演の収益を全額寄付するチャリティーコンサートを開催し、第9を熱演したこの指揮者をご存じの日本人も多いかと思います。
私は、一環のオープニング公演2つ目の、アンドラーシュ・シフのピアノ演奏会に行ってきました。

大劇場が1800席。オーティトリアムが1000席。野外劇場が2000席の大規模な劇場です。 内装は木が多く使われており、温かい雰囲気でありながら、音響効果の素晴らしさは、やはりコンテンポラリーなホールの特徴でしょう。
視覚的には、舞台とのバリアを無くす目的で、手すり等がない内装で、流れるようなカーブがきれいでした。
ミラノにもたくさん音楽ホールはありますが、外観的にも、技術的にも、今のところこの劇場に匹敵する音楽ホールはありません。
スカラ座には、歴史の素晴らしさを感じる、格調高い劇場ですが、あの音響効果はありません。
フィオレンティーニ(フィレンツェ人)が羨ましい、と思う、新建築でした。




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劇場外観
 

 

 

 

ホール内部